鳴海丈『乱華八犬伝 地の巻』 [本]
鳴海丈『乱華八犬伝 地の巻』
奉魔衆との戦いを切り抜けながらも宝珠を集める出雲京四郎。しかし彼の前に新たに立ちはだかるのは神速の、柳生の剣だった…
いつの間にか奉魔衆が山田風太郎的にかなり人間離れしてゆき、でも割と弱かったです。敵の女が探す処女ってのもお約束だね。淫婦だったけどまあ穴2つってことで何とかしました。何を言っているのかわからねーと思うが、それが鳴海丈先生なのよ。
ただ全くかなわない柳生と、超絶能力の奉魔衆崑崙が、非常に簡単にやられたのはいくらなんでもねえ。
ラストは「八人の嫁」とかいうパワーワードが全て持ってゆきました。
続編への布石となる番外編があったけれど、形になってないみたいだね。
WEB小説「北円堂の秘密」を知ってますか。
グーグルやスマホでヒットし、小一時間で読めます。
その1からラストまで無料です。
少し難解ですが歴史ミステリーとして面白いです。
北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。
読めば歴史探偵の気分を味わえます。
気が向いたらご一読下さいませ。
by omachi (2017-12-21 11:34)