獅子宮敏彦『上海殺人人形』ミスリードすらない。 [本]
獅子宮敏彦『上海殺人人形』
魔都上海。新聞記者の早瀬はそこで上海ピュアドールと呼ばれる美しい歌姫に出会う。しかし上海にはもう一人、ドールと呼ばれる者がいた。上海デスドールと呼ばれる、不可解な殺しにこだわる殺し屋が…
加藤木麻莉の表紙、ただそれだけのために読み始め、そしてつまらなかったです。一応ミステリーなのですが、トリックはマヌケだったりとにかく文章で伝わらなかったり、なんとも締まらない感じ。
キャラクターもまったく魅力が無い。謎の美女はまだよいとしても、それに好かれる主人公がまったく魅力ないので、逆にそんな奴に好意持つ美女まで魅力なく見えてきます。
ここまで見え見えな展開だったらこれミスリードなのだろうなあと思っていたら、そんなことなくごくごく普通に話が終わり、そこはビックリさせられました。悪い意味で。
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