『まねこい』第1巻 [漫画]
大好きなマンガ家、モリタイシ先生の新刊。
『まねこい』第1巻
地味高校生薗田波留が恋した相手は完璧女子高生本田知華子。動く前から決定した失恋に、気落ちしていた波留だったが、妖精的な意味の招き猫・招木猫太郎が現れて…
何かこう、なんともいえないゆらぎを感じさせます。いや表層、ドラえもんタイプの愉快なやっかいものが現れて、どたばたラブコメなんですけどね。でも主人公波留の思考が、どこかオーケン的なのですよ。
オーケン的って大槻ケンヂ的、幸運は怖い、つまらないは安心。って感じ。そこまで陰陰滅滅では無いものの、本当にどうでもいいワンアクションにすら、俺ルールをもうけて行動を制限するさまは、オーケン男子である私としてはなんとも耐え難いです。
前作”レンジマン”もそうだったのですが、ヒロインのキャラ、絵柄も含めて1巻では機能していません。モリ先生的に”いでじゅう!”の桃ちゃん…明朗快活元気ヒロイン!の影から離れたいのですかね。しかし”袖の膨らんだ服”はどうだろう…飯岡あんじゃないんだから。
暗いほうに転ばないかちょっと心配です。
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