スペシャルドラマ『サザエさん』ワカ面倒くさい! [TV]
フジテレビ開局50周年とアニメサザエさん放送40周年記念の、実写ドラマ。
スペシャルドラマ『サザエさん』
昭和44年。サザエ(観月ありさ)は夫マスオ(筒井道隆)、息子のタラオ(庄司龍成)のフグ田家、波平(片岡鶴太郎)、フネ(竹下景子)、カツオ(荒井健太郎)、ワカメ(鍋本凪々美)の磯野家、そして猫のタマと、毎日明るく騒々しく暮らしている。そんな一家の物語。
カラーテレビがやってきた! 時はアポロの月面着陸。磯野家にもカラーテレビがやってくるが、カツオのせいで早速調子が悪くなり…
当時の文化を見せる話。でかい箱に小さい画面の、ダイアル式テレビ。私もかろうじて記憶にあります。ところで現在の磯野家はいつ地デジ化するつもりでしょうか。東芝は圧力をかけなくていいのでしょうか。
磯野家大戦争! フネの免許話をきっかけに、対立する磯野家女性陣と男性陣。特に波平とフネはお互い意地を張り合ってしまい…
ちょっと前にアニメでやっていた、まあ普通のいい話です。鶴太郎がよく頑張っていました。
磯野家へようこそ! ノリスケ(田中裕二)の妻タイコ(白石美帆)の出産が間近。その一方で、ワカメは自分が赤ちゃん時、波平と一緒の写真が少ないことから拗ねだして…
出た!何故か最近フジテレビが押している、”ワカメ超めんどくせー”話です。ここで私、”NIKITA"における”艶女(アデージョ)”のように、”ワカ面倒女(ワカメージョ)”を提案したいと思います。一見優等生のようでとにかく嫉妬深くて面倒くさい女の事。最近のアニメサザエさんの放送を見ると、どうしてもコレが人気あるとしか思えないのです。
まあそれはどうでもいいですが、この話は09/9/13放送の話と09/8/16放送のワカ面倒くさいエピソードのハイブリット。そこにイクラちゃん生誕の話を適当に混ぜたものでした。
ワカ面倒エピソードとしては前述の写真の件と、もう一つカツオには記念樹があるのにワカメにはない→拗ねるのエピソードがあるのですが、これアニメ版だとカツオの最高イカすやり取りがあり、私はそのおかげでカツオ萌えに嵌ったともいえるのに、このドラマ版ではそのエピソードがカットされおり、残念至極。そこでこの場を借りてそのエピソードとカツオの素敵さを紹介したいと思います。
自分に記念樹が無い事を拗ねるワカメを励まそうとするカツオ。ワカメは可愛がられている、自分は怒られてばかりだとフォローするカツオに対して「お兄ちゃんはかわいいからしかられるんだわ」とまで言い出してしまう。
そこでカツオ。「あの木は自分を懲らしめるためのものだ、イタズラした自分を縛るためのものだ」と。ワカメが「まだそんなに大きな木じゃないじゃない」といえば「そのうち大きくなる」と。それを聞いたワカメは「お兄ちゃんいつまでイタズラするつもり」と笑顔を取り戻す。
このやりとりはサザエさん史に残すべきものだと思いますが、でも今回のドラマ版のように、サザエのゴリラ真似を持ってくるのも悪くないと思いました。やっぱり観月ありさが活躍しないとですし。
ドラマ版、配役がかなりハマっており、特にサザエとカツオのコンビはドタバタがうそ臭く見えないでとっても良かったと思います。磯野家に集中してあまりキャラを出さなかったのも正解だし、描いたエピソードの選択も私好み。定期的に観たいところですが、カツオがでかくなっちゃうからなー。
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