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北方謙三『水滸伝12 炳乎の章』 [本]

北方謙三『水滸伝12 炳乎の章』

水滸伝〈12〉炳乎の章

水滸伝〈12〉炳乎の章

  • 作者: 北方 謙三
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/01
  • メディア: 単行本

 

晁蓋暗殺に沈む梁山泊。しかし青蓮寺の追求は止まず、闇塩の要である盧俊義が囚われ、苛烈な拷問を受ける…

とうとう晁蓋を失った梁山泊。でもぶっちゃけ、そんなに困ってるようには見えませんでした。晁蓋って後半は宋江もめっぱなしでしたし、戦いたがりがやたら目に付いてましたからね。死んでも梁山泊あんまり変わってません。宋江のキャラがちょっと変わったけど。魯達にも、”どっちか死ねばよかった”みたいなこと言われてたし。

それはさておき最萌キャラですが、これはもう迷わず”燕青”です。最初に謝らなければいけないのは、燕青、てっきり盧俊義とホモ関係だと思ってましたが違いました。盧俊義は腐刑を受けており、タマはあるけどサオはない。それを恥じているが、情欲はある。で、燕青が処理している、と。これってやっぱ男色じゃねとも思いますが、そうじゃないって風に描かれてました。そうとは知らずいろいろ言いふらしてごめんなさい。

その燕青、拷問を受け半死の盧俊義を救出する過程で、身長2m近い盧俊義を背負い数日逃げ続けるという人外の力を発揮します。この状態を北方設定で”死域”といい、到れば人を超えた力を出せるものの、そのまま死ぬまで動き続ける。ので強制冷却が必要で、今回は殴り倒されていました。いままでも梁山泊では人外の力を発揮した者がいましたが、それも死域にあったそうです。この手の暴走状態設定は燃えますね。

でも150人の暗殺者に襲われて100人倒して楊令を守りきった楊志は、いくらなんでもやりすぎだと思います。

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