大塚英志『キャラクター小説の作り方』主張。 [本]
ネタ切れスパイラルいまだ脱却できず。早く秋ドラ始まってくれ。
大塚英志『キャラクター小説の作り方』
結構好きな作家、大塚英志の本。タイトル一見すると小説を書くためのHOW TO 本のようですが、その割合は少し。大半が著者の小説論です。
私はモノが書けるようになりたいのでHOW TO(っぽい)本、結構手に取るんですが、どうもどれもしっくりしませんねぇ。この本も読み物としては読み応えがあるし、一部実践してみようと思うところはあるんですが、元々癖のある著者なのでやっぱり癖のある内容です。
既存の考えをとにかく否定したがる。『キャラクターはパターンだ』とか。『ありがちなキャラクター』自体が悪いわけでなく、そこからドラマが導き出せれないのが悪いとか。
偏った考えで面白いのは面白いんですけど、もの凄く精神論に近い。キャラクター小説出版界の現状にたびたび批判が入るし。
私としてはそんなのどうでもよくって、最近はどういうキャラが受けるとか、何故受けるとか、そういうのが知りたかったんですよ。ぶっちゃけとりあえずメガネだしとけ、とか。
なんか盛りを過ぎた元有能社員のお説教を聞いてるような、微妙ないたたまれなさを感じました。サイコ(※1)…まだやってるんだよね…
※1 サイコ:大塚英志原作の漫画『多重人格探偵サイコ』のこと。とにかく何もかもがひっからまり、訳が分からなくなっている。
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もの書きたいんだったら、とりあえず「づつ」を「ずつ」と書いた方が宜しいかと存じます。
by k (2008-09-18 06:16)
直した!めちゃめちゃいっぱいあって大変でした。
by けんたろう (2008-09-18 19:37)