『宇宙船サジタリウス』飛べ!普通のおっさん達 [アニメ]
OP・ED共、名曲です。
『宇宙船サジタリウス』
1986年1月から1987年10月まで放送されたSFアニメ。わずか1年と10ヶ月の放送だったんですね。それでも私と同じように、この作品がいつまでも心にある人は多いと思います。
宇宙の運送屋・宇宙便利舎に勤めるトッピーとラナは、退職金代わりに渡されたおんぼろ宇宙船・サジタリウス号を使い、自分たちの会社『新宇宙便利舎』を立ち上げます。そして二人は、優柔不断のジラフや星の歌い手シビップたちとともに、奇妙な宇宙の冒険を繰り広げます…
放送時期はバブル初期。にも関わらず、この物語の主人公はいきなり会社をリストラされます。当然、リストラなんて言葉もない時代に。アニマルというよりはモンスターに近い造形のキャラクターたちは、自分の利害のために仲間を裏切ることもしょっちゅう。でも、でもやっぱり…助けに戻ってしまう。そんな小市民のおっさんたちの冒険を描いたアニメでした。
登場人物たちがものすごく人間臭く、そこがとても面白いです。たとえばラナには子供が沢山います。命を懸けて冒険する。自分の身が危険になる。しかし自分に何かあったら、家で待ってる家族はどうする?
宇宙怪獣に襲われるときも彼らの心を占めるのはこんなごく普通の悩みでした。宇宙冒険を舞台にしながら、描かれるのは一所懸命生きている普通の連中です。
1つ、大好きなエピソードを紹介します。主人公のトッピーに赤ちゃんが生まれます。大喜びのトッピーは、なんとか素敵な名前をつけようといろいろ考えます。独立した女性(赤ちゃんは女の子です)になるよう『インディ(ペンデント)』にしようか、とか。しかし結局つけた名前は『リブ』。『生きる』を意味するリブ、生まれて来てくれてありがとうの気持ちをこめて、そう名付けたのでした。
当時小学生の私はこのアニメが大好きで、野球で中止になったときTV局に電話した記憶まであります。DVD欲しいなぁ。
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なつかしい!
おいらも大好きでした。
今でも頭の中で曲が流れることがあります。
♪スターダストボーイズ~
by ぬっし~ (2006-09-27 23:46)