鳴海丈『大江戸えいりあん草紙』エロなければこんなものか [本]
鳴海丈『大江戸えいりあん草紙』
江戸の町。浪人の娘、お美津は花見の席で空から降って来た不思議な美少年に出会う。記憶の無い彼は天平と名付けられ、長屋で面倒見ることとなるが、不思議な力を持っていて…
私がドハマりしているエロ時代劇の作者、鳴海丈先生が若かりし頃コバルトに書いていたスラップスティックコメディ。まあよくある昔のコメディ。
おそらくシリーズのつもりだったのか、肝心な天平についてはあまり描かれず、というかこれじゃエイリアンっていうより超能力者だよね、って程度でしかもぼんやりのただ美形なだけ。しかも続かなかったようです。
立ち合いのシーンなどでは先生の筆力を感じさせることもありますが、基本ギャグなのでそこに主がありません。何より先生の芯たるエロが無いもの。それは…どうにもならないね。
まあ鳴海丈先生を知る上では貴重な資料と言えよう。
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