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北方謙三『水滸伝14 爪牙の章』 [本]

北方謙三『水滸伝14 爪牙の章』

水滸伝〈14〉爪牙の章

水滸伝〈14〉爪牙の章

  • 作者: 北方 謙三
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本

 

大軍をもって梁山泊を攻める官軍の総力戦。数に劣る梁山泊はただひたすら時間を稼ぐ戦いを強いられる…

大規模かつ煮え切らない戦いが延々続く、つか終わらない巻。当然と言えば当然なのですが、消耗戦が狙いである為、戦闘が長く続いても燃えるようなものでなく、くすぶり続ける類で、読んでいても爽快感がありません

最萌キャラ。かように個々の活躍が目立ちにくい話で、唯一燕順が粘りを見せたりしますがでも”凌振”。大砲バカで、初登場時、梁山泊にさらわれる様(遠くからその様子を見られ「あれアイツさらわれてね?」「あー、さらわれてるわ」みたいな描写)などものすごくマヌケな妙なキャラ。キレやすく、魏定国相手に「どこでも火が出せるとかチョーうけるんですけど」みたいなこと言っといて、実際見せられたら「なにそれすごい!俺の大砲に使いたい!」と目キラキラ。なんだお前。


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