江戸川乱歩『魔人ゴング』嫉妬? [本]
少年探偵団シリーズ16作目。
江戸川乱歩『魔人ゴング』
”ウワン、ウワン、ウワン…”銅鑼のような笑い声と共に巨大な魔人ゴングの顔が浮かび上がる。少女探偵マユミさんに迫る魔の手を明智小五郎は防げるのか!?
少女探偵マユミさんが初登場ということで、彼女が活躍するのかと思いきや彼女何にもしません。ただの華やかしでまさに少年探偵団界のエビちゃんといえるでしょう。冒頭、少年探偵団の団員達に「女王さまばんざい!」とか言われているのでどんな変態プレイを見せてくれるのかと思ったのに。
この話では小林君が捕まるのはいつもどおりなのですが、なんと本当に生死の危機に追い込まれてしまいます。どうしちまったい、二十面相?シリーズ11作目の”灰色の巨人”ではいつもどおりに小林君に告ってたのに?この間2人の間に何かあったのか?それとも中谷彰宏の本でも読んで恋愛感が変わったのか?
あ、なんかごく自然に描いちゃいましたけど魔人ゴングはいつものように二十面相の変装です。
二十面相の中学生のように落ち着かない恋愛感から目が離せません。違うぞ二十面相!それはツンデレじゃない!
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マユミおねえさまは決してただの華やかしではありません。
「塔上の奇術師」では男装して宝物を取り返そうとしています。
「魔法人形」での男装しています。
あと、「夜光人間」では二十面相の夜光人間と一歩も退かずに
対面する度胸を見せてくれます。「少女探偵」の看板に
偽りなしですね。
もし、実写でマユミさんを演じるなら私なら
堀北真希ちゃんが良いですね。
by たつし (2007-07-16 21:12)
>たつしさんコメントありがとうございます。
私は残念ながらマユミさん活躍巻はまだ全て未読。
これからに期待してみます。
by けんたろう (2007-07-17 20:03)