『SAW』この頑張り屋さんが! [映画]
すげー劇場から足が遠ざかってる。ちょいネタバレ気味です。
『SAW』
監督:ジェームズ・ワン 出演:ケアリー・エルウェズ リー・ワネル他 atテレビ東京パリ・シネ byウチのHDプレイヤー(PSX)
私的満足度:★★★★☆(3.5)
医師のゴードン(ケアリー・エルウェズ)は目覚めると薄汚れた部屋にいた。部屋の中央には頭を打ちぬかれた男の死体。自分の足は鉄の鎖で釘付けされ、部屋の対角には同じように釘付けされた見知らぬ男アダム(リー・ワネル)。そしてテープレコーダが死のゲームの始まりを告げる……
噂には聞いていましたがかなり面白いです。閉じた空間で追い詰められていく男たち。設定の面白さももちろんなのですが、早まわしを用いた映像と、所々別エピソードを挿入しながらの展開がスピード感と緊張感を併せ持ち、目が離せない。
犯人の仕掛ける罠は至極残酷なのですが、実は直接的な映像はほとんど無いですね。全て終わった後の状態が映されるだけ。にも関わらずかなり怖いのはシチュエーションの巧さなんだろうなぁ。
途中は2人の駆け引きがメインになるのかと思いきや、意外なことにこの2人、基本的にはかなりの善人。ここまで追い詰められた状況なのに肝心なところは正直。このシチュエーションだったら誰でも思いつく騙し合い要素は全然ないんですよね。
そして驚愕のラスト。私は残念ながら最近本格推理を逆手に取ったような作品を続けて読んでおり、目の前にあるものはまず疑うようにしているのでちょっと予想がついてしまいました。だから驚きよりも先にアレが思い出されたよ。あの”ウンナン炎のチャレンジャーのかくれんぼ(※1)”。この頑張り屋さんが!
ただTVの、しかも深夜だからか、公式サイトから察するに結構重要っぽい台詞がカットされていたり、ラストがちょっと分かり辛かったりしました。
いずれSAW2もチェックしてみます。現在公開中のSAW3は田上(※2)もDVDが出るまで待つみたいなので私もそうします。
※1 ウンナン炎のチャレンジャーのかくれんぼ:昔ウンナンの番組で12時間耐久かくれんぼ、逃げ切れば100万円ってのがあった。後半になると軍事訓練のような趣になっていた。
※2 田上:女芸人田上よしえのこと。爆笑オンエアーバトル黎明期を支えた芸人だと思う。一時期パワーダウンしていたが、田上はまだ飛べるよ!
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