大塚英志『零』でも嫌いになれない [本]
大塚英志『零』
聖ルーダン女学園。美しい少女アヤが眠りにつき、彼女にあこがれていた少女が姿を消す。”女の子だけがかかる呪い”、それは単なる恋のおまじない、などではなく…
カメラを小道具にしたホラーゲーム”零”の、劇場版の原作だかノベライズだか。映画化していたんだ。そして大塚英志がかかわっていたんだ。一昔前のオタクには随分大きな影響を与えた大塚英志。私など直撃世代ですね。マダラとか。
しかし相変わらずの民俗学的テーマに自身の作品のキャラクターのクロスオーバー。やってること変わらないね。民俗学的な描写は、なんか諸星大二郎ほど入れ込み方というか、いったん取り込んでかみ砕いて吐き出した感じがしないで、教科書がそのまま書かれているみたいだし、この作品でのクロスオーバーキャラはほとんどチートで一気に問題を解決してしまい、ちょっとギャグみたいなテイストになってしまっています。
だが。私はそういうところが嫌いになれないのだよ。百合要素も全然イマイチなのに。吉屋信子の敵じゃないのに。結局、子供のころに感じた魅力の大きさが、今でも私に影響しているのね。
木島日記とかどうなったんだよ?ロリータ℃ってなんだっけ?サイコはすっかり見てないよ。まだやってるの?聖神邪が好きです。
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