菊地秀行『邪神金融道』信じない展開だけじゃん。 [本]
菊地秀行『邪神金融道』
邪神金融道 (The Cthulhu Mythos Files)
- 作者: 菊地秀行
- 出版社/メーカー: 創土社
- 発売日: 2012/10/24
- メディア: 単行本
街金で働くおれは変な男から債権を入手したことから、妙な事件に巻き込まれる。周りの連中はクトゥルフがどうとか騒ぎ立てるが、そんなものいるわけない…
クトゥルフ神話コメディ。邪神の存在を信じない主人公が次々と迫る危機を回避しつつ、ひたすら借金を取り立てる話。そう書くと面白そうですがそれだけで飽きます。怪異を信じないが故怪異に強いって設定は分かるけれど、これだけ多くの人を動かしている力が、ギャグのお約束っぽいことだけで主人公に対して補正入り過ぎ。
主人公がそういう設定で魅力が無いのですが、話自体は何故かするする読めました。不思議だ。クトゥルフ神話って興味あるんだけれど、何を読んだらいいのかよく分からないんだよね。誰か体系立てて抑えるべき最小と順序を列挙してくれないかな。
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