『シスタージェネレーター沙村広明短編集』やっとだよ! [漫画]
”無限の住人”作者・沙村広明の短編集。
『シスタージェネレーター沙村広明短編集』
短編6編と連続小ネタ短編1作収録。
ストーリーよりもネタにこそ旨味がある短編集。よってからにあらすじ書いてもあまり意味がないので簡易で。
久誓院家最大のショウ:趣味の話
ブリギットの晩餐:妹の話
シズルキネマ:思い出は美しくなっていく話
下層戦略 鏡打ち:麻雀の話
青春じゃんじゃかじゃかじゃか:青春の話
エメラルド:砂漠の話
で、私が何より嬉しいのは”制服は脱げない”が収録されていること!元は”QJ”に不定期連載されていた女子高生がダベるだけの漫画で凄く大好きだったのですが、1話4Pのうえわずか8話で終了したから絶対単行本にはならないと思っていたのに!
で、”制服は脱げない”から私が一番好きな台詞。”自伝的小説”という名のお前の人生そんなにご大層なものかよ小説を書こうとする女子高生に向けて。
「モノ書きに限らず創作者ってのはさ 知識も含めた自分の経験を肥やしにして その肥やしで作った野菜を売るのが仕事ーだと思うのね アンタのしようとしている事は 肥やしを売ろうとするのと同じ事よ 売り払った後 アンタの畑でどんな野菜が育つっていうの!?」
抜き出したらびっくりするほどいい台詞でもなんでもありませんが、沙村広明描く性格悪そうな女子高生がいうといい感じなので実物を見ていただきたいです。
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