『伊賀忍法帖』なんだかなァ… [映画]
山プー先生こと山田風太郎原作の映画化作品。原作記事はコチラ。
『伊賀忍法帖』
監督:斉藤光正 出演:真田広之 渡辺典子他 by うちのDVDプレイヤー(PSX)
私的満足度:★★☆☆☆
主君の奥方・右京太夫(渡辺典子)に邪恋を抱いた松永弾正(中尾彬)。怪人・果心居士(成田三樹夫)の操る五人の妖術僧をつかい暗躍する。一方その巻き添えに愛する女を奪われた城太郎(真田広之)は復讐に燃えていた…
強烈にエログロな原作なので、さすがにそのままの映画化は不可だったのでしょうか。細かい設定は結構変わっていました。原作で妖術僧が求めるのは女の愛液でしたが、映画では涙でした。ま、やることはやってるんですけどね。
それ以外は無理矢理原作を詰め込んでおり、かなりのスピード展開。原作読んでいなければ訳が分からないと思います。初登場、女といちゃついていた城太郎が、佐藤蛾次郎にゲロふっかけられてあっという間に死んだときなど驚くでしょう。これちょっとシチュエーションが違うだけで原作でもこうなんですよ。城太郎って弱いの。
渡辺典子も可愛いんだかなんだか微妙なルックスで、何の輝きも感じられません。妖術僧役で斬られ役で有名な福本清三さんが出演されており、その女衒にしか見えないルックスで強烈な存在感がありました。見所はココぐらいです。
あと全然関係ないですが、ジャバ・ザ・ハットみてーな女性の濡れ場があります。これは…一体…何故?私の知る限り映像化作品の中で1つの極北に位置すると思うので、好事家はどうぞチェキってください。
記事が気に入った方はココをクリックしてください。ランキングされます。
コメント 0