中岡俊哉『世界の魔術・妖術』 [本]
私がガキのころはまだこういう怪しい本がいっぱいありました。
中岡俊哉『世界の魔術・妖術』
世界中で実際に今も存在する魔術師、妖術師たちのエピソードを集めた本。っぽい感じで書いてありますが、実際はどう見てもフィクションです。ノリは”川口浩探検隊”です。
とにかくこの時代を反映し、出てくるエピソードがジャリ向けとは思えないモンド。死ぬのデフォルト。子供いけにえとか全然平気。死体加工品ボロボロ出てきます。
文体自体、ストーリー自体は超ジャリなんですけどね。大人が読んでいると「この人はなんでこんなもの書いているんだろう」的超空間に引きづりこまれます。
そして挿絵が偉くカッコイイ。私が一番好きなのは↓の絵。大混乱でしょ?何が起こっているかわかる人、いますか?
ちょっとした表現の相違ですぐにケンケン言われる昨今、忘れかけていたインチキ魂をゆすり起してくれるいいシリーズ。続刊チェックしていきます。でも異常に文量多いんですよね、コレ。
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