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江戸川乱歩『黄金豹』だから何故そうまでしてコスプレを… [本]

少年探偵団シリーズ13作目。

江戸川乱歩『黄金豹』

黄金豹 (少年探偵・江戸川乱歩)

黄金豹 (少年探偵・江戸川乱歩)

  • 作者: 江戸川 乱歩
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 単行本

その怪物は神出鬼没!千年の功を経て、人間のようにしゃべる黄金の豹!狙うは宝石!名探偵明智小五郎はこの脅威の怪獣の謎を暴けるのか!

ってことで黄金豹はそりゃ二十面相のコスプレです。当然。今回は昼間は豹の毛皮に人間が入っててもさすがにばれるだろ、ってことでなんと犬が入っているバージョンもありますが、え?犬に毛皮かぶせたら豹に見えるのか…?まぁええわい。

黄金豹そのものの不思議な存在感で話を引っ張っており、(私にとって)肝心要の二十面相×小林君関係はちっともでした。折角小林君が捕まったのはもう物語後半。あっというまに明智がやってきてTHE ENDです。折角小林君が獣姦という新しい扉を開きそうになったところなのに。至極残念。

ってあ!それか。今回二十面相が本気で全く意味がないコスプレをしているのは、そのプレイがしたかたっかのか。っくー、見たかったぜ、豹のコスプレをした二十面相に乱暴にひん剥かれる小林君を。

ま、どの道シリーズ中ちょっと地味な作品だと思います。

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