『ゾンビ』天上天下唯我独ゾン [映画]
ゾンビ界の神に、俺はなる!といいながら、実はこれ、ガキのころ見ようとして怖くて止めたっきりでした。とんだ腰抜けです。
『ゾンビ』
ゾンビ 米国劇場公開版 GEORGE A ROMERO’S DAWN OF THE DEAD ZOMBIE
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2004/07/23
- メディア: DVD
監督:ジョージ・A・ロメロ 出演:ケン・フォーリー他 by うちのDVDプレイヤー(PSX)
私的満足度:★★★★☆
死者が蘇り始めてから3週間が経過した。残された人類は次第に数を減らし、絶望を膨らませている。ロジャー(ケン・フォーリー)たちはヘリで大型ショッピングセンターに逃げ込むが…
祖にして全。歴史を変えたとまでいわれる作品。”ナイト・オブ・ザ・リビングデッド”はさすがに古すぎる感じがしましたが、こちらは今現在でも色褪せていません。さすが名作と呼ばれるだけのことはあります。
強烈なバイオレンスの合間にゆっくりと迫る絶望が描かれる構成。やっと手に入れた穏やかな生活の中にも絶望だけは決定された未来として存在し、そこに流れるのはショッピングモールのヘロヘロ販売音楽。その対比が登場人物たちの精神の疲労をジクジクと感じさせます。観ているだけで胃が痛くなりそう。
頭丸ごと吹っ飛ばされたり、生きたまま内臓引きずり出されたりの描写や、ゾンビを殺しまくるうちにハイになっていく登場人物たちなど、本当の終末とはこんなものか、自分の立っているところも不安になってしまいます。
でもあんまり怖いとは感じませんでしたね。ビックリさせようってこけおどし演出はほぼ皆無だし、ゾンビも腐ってる奴はほとんどいないんだ。腐りゾンビはルチオ・フルチ・オンリーなのか?
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