『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』やっぱり好き [映画]
12年前(もうそんなになるのか…)TVアニメとして放映。一大ブームとなった作品、再映画化。多少ネタバレを含みます。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
総監督:庵野秀明 at シネプレックス幕張
私的満足度:★★★★☆(3.5)
改めて、自分がエヴァって存在を好きなんだなー、みんな好きだなーって感じました。私みたいな連中が一杯観に来てましたし、上映後劇場が明るくなった途端思い思いの見解を語りだしているところなど、なんとなくいい気持ちになりました。みんなオタクだなー。俺もオタクだよ。
ストーリーは基本的にはTV版と同じ。でも描き方が大分違います。TV版から使いまわした画ってのはないんじゃないかな?
ただほんのちょっとだけ違っている点があり、この物語にのめりこんだ多くの人間にはそこがひっかかってしょうがない。絶対、なんかあるって思っちゃう。って、もったいぶってもしょうがないので書きますがその最たる点はTVで最初に登場した第三使途”サキエル”が4番目になってるってとこ。この”序”ではあと2体使途が出てきますが、全部TV版から一つずれてる。他にもちょいちょい、気になる点があります。
今回の劇場版は全四作作られるとのことなので、この小石のような差が後半の物語を大きく違えることになるんじゃないか?なーんて鑑賞中思っていた人も多いかと思いますが、そう思ったらもう作り手の思う壺です。スタッフスクロールのあとおなじみの次回予告があるのですが、それで示される次の物語がもう。
この予告編を観てしまったら次回作”破”を観に行ってしまうことはもう確実です。それはもう、コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実です。ずるいなー、こういうやり方。
映像的にも充分見ごたえがありました。ラミエルかっこいいよラミエル。まるでドミネーター(※1)のような超絶変形。
TV版放映時はシンジ君たちと近い年齢だった私も、いまやミサトさんたちと同じセカンドインパクト世代。そうした自分の年齢の変化を踏まえて思ったのは「シンジ君のお父さん超コドモ」
何あの人。改めてみると酷いよ。自分の思い通りにならなかったらすぐぷいっとなって。超残念な感じ。横峯さくらちゃんのお父さんと同じくらい残念な感じ。
かつて劇場版が作られたとき、興味ないふりしながら気がつけば初日に並んでいた私でしたが、今はこの物語を楽しめる程度にオタクでよかったと思います。素直にこの物語から大きな影響を受けてきたと言えます。
※1 ドミネーター:”キングゲイナー”というアニメに出てくるグニグニ形がかわるロボットみたいなもの。
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