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なんしーる8『中村奈月』 [なんしーる]

似顔絵シールでつづる人物コラムなんしーる。今回は漫画のキャラクターですが、私のブログ見る人で知ってる人は1人でもいるのか?ってレベルのマイナーキャラ。

なんしーる8『中村奈月』

 ←これ…かわいくね?

中村奈月。”いでじゅう!”という、2002年から2005年までサンデーに連載されていたマンガの準レギュラーキャラ。通称なっちゃんです。”いでじゅう!”は高校の柔道部を舞台に個性的な部員たちが繰り広げるギャグストーリー。後半ラブ色が強くなってき、さらにマニアックな小ネタも多く、大好きなマンガでした。

なっちゃんは柔道部員で後にアイドルにもなる超美形の東菊千代のファンとして登場。もうものすごい脇役キャラで実際出番自体はかなり少ないのですが、その少ない出番から伺えるキャラクターが非常に魅力的。

一言で言えば素直な子です。東を好きな理由も純粋に”かっこいいから”。”かっこいいのにとても優しい”とか”かっこいいのに暗い過去を背負ってる”とかギャップ萌えではなく、ストレートに見た目です。

実際東は部長の林田君が大好きなソッチの人なのですが、なっちゃんそれに関しては特になし。その点はなっちゃんが東が好きな理由と関係ないからでしょう。

個性的な柔道部員達と絡む時も、周りの生徒達は引いているのが大多数なのですが、なっちゃんは特に動じません。それは”差別しない”なんて意識ではなく、”個性的”≒”変わっている”ことに関して何も感じないからでしょう。

特に12巻における、林田君に彼女が出来たことを知り物思いにふける東と交わす会話は、なっちゃんらしさがよく出ています。東のカミングアウトも自分の告白も、まったくマイペースで普段と少しも変わらない。大好きなシーンです。

ただしこのキャラクターは現実に存在すればつまり”空気が読めない”ということ。描かれてはいませんが、なっちゃんはある程度嫌われていると推測されます。”いでじゅう!”はそういうところが割とお気楽極楽ではなく、なっちゃんに限らず他のキャラでも深いところに歪みを感じさせるところがあり、そこがこのマンガの魅力のひとつです。普段は全然わかりませんけどね。

ちなみに別にいい子じゃありません。嫌なものは嫌とはっきり言うし、遅刻やサボリもしているし。作者のモリ先生にはなっちゃんで外伝一本書いてほしかったなー。ちなみに同じ作者の”レンジマン”が最近予想通り打ち切られたそうで、励ましの意を込めてこの記事を作成しました。伝わらないけど。

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ゆん

いでじゅうですか!
私も好きでしたよー。サンデー買うのやめちゃったので、最後まで読んでませんが。
地味なようで、結構面白いマンガでした。
ちょっとハチクロっぽさがあると思うのは私だけ!?
by ゆん (2007-09-02 19:59) 

けんたろう

>ゆんさんありがとうございます。
私は単行本で全巻買いました。
ラブコメ展開もあくまで優しく、たしかにハチクロっぽいかも。
そういうの好きなんですよ、NANAみたいのより。
by けんたろう (2007-09-02 22:14) 

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