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大塚英志『リヴァイアサン』最初はいかにも [本]

久しぶりに大塚英志本。

大塚英志『リヴァイアサン』

リヴァイアサン―終末を過ぎた獣

リヴァイアサン―終末を過ぎた獣

  • 作者: 大塚 英志
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 新書

千年紀が訪れなかった街で研修医をする福山さつきの元にかつての恋人、三溝耕平が5人で1人となって姿をあらわした。その時からさつきの周りで異常な事件が発生する…

いつもの大塚英志本です。すこしドギツサが薄い…というか本人が途中で飽きちゃたみたいな感じを受けました。

5つの物語が収録されているのですが、第1の物語が一番魅力的で、後がどうにもインパクトに欠けます。次々と出てくる怪しい登場人物たちにもあまり活躍の場が与えられず、結局出オチみたいになっています。お得意の他作品とのリンクもほとんど分からず

大塚本らしく、最初はいかにもな物語をいかにもな口調で、「さあ、いかにもな物語ですよ」と語りはじめたのに、語り部のテンションが続きませんでした

コミック版も全12巻であるみたいですが、手に取る可能性は低そう。それにしても結局大塚英志は香山リカをどうしたいの?好きなの?

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