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坂口安吾『桜の森の満開の下』夜長姫萌。 [本]

坂口安吾3冊目。実は結構好きなのか?

坂口安吾『桜の森の満開の下』

桜の森の満開の下

桜の森の満開の下

  • 作者: 坂口 安吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1989/04
  • メディア: 文庫

表題作含む中・短編13編収録。

これまで読んだ安吾の作品は”白痴”と”不連続殺人事件”。どうもこの人の色ってよく分からないです。この本に収録されているものも印象がバラバラ。秀吉や家康など歴史上の人物を取り扱った作品も幾つかありますが、小説なのか評論文なのか、なんだか分からんです。

その中で私が一番惹かれたのは”夜長姫と耳男”。当たり前かな。悪、善問わずにただただ純粋な魂の塊夜長姫を、その恐ろしさを知りながらも直視してしまった耳男の物語。

人の死も、傷も、楽しいように、退屈なように見つめる夜長姫。耳男の耳を切り取り、女の首を刎ねるよう命じ、死んだ女の服を耳男の下着にしたてる。キリキリ舞して死にゆくものを求め、「好きなものは咒うか殺すか争うかしなければならないのよ」と口にする。常に、無邪気な笑顔を浮かべながら。

あ~、この役蒼井優にやって欲しい。それはもう、猛烈にやって欲しい。蒼井優が天井からぶら下がった蛇の死体つまむところ見たい。笑いながら耳切り取るところみたい。元旦から放火するとこみたい。

そこんとこどう思うよ、野田秀樹。アンタなら誰を配役するか?このブログをご覧の野田秀樹さんは是非コメントください。

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