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北方謙三『三国志 二の巻 参旗の星』 [本]

北方謙三『三国志 二の巻 参旗の星』

三国志〈2の巻〉参旗の星

三国志〈2の巻〉参旗の星

  • 作者: 北方 謙三
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 文庫

一旦は董卓打倒に結集したものの、それぞれの思惑の為、総崩れとなった英雄たち。二巻では呂布の脅威と少しずつ力を得てゆく三国の英雄たちが描かれます。

曹操がかなりカッコいいですね。激情に囚われ、何度も敗戦の死地をさまよいながらも生き延びる、天稟を有す男。とうとう大きな戦に勝利し、時代の波に載り始める。その元には続々と有力な武将たちが集う。

父孫堅の不慮の死により、三年間袁紹袁術の元で苦渋を舐めた孫策。機を逃さずにメキメキと力をつけ、周瑜、孫権といった若い力を勢いとする。

残る劉備は、趙雲を配下に加えながらも、計らずとも手に入れた徐州に逆に動きを封じられ、結果再び手放す事となる。

さらに黒き獣・呂布。妻を思う余りに董卓を裏切り、あっさりと野に下る。その後様々に身を寄せながら、最終的には劉備の策により、徐州に納まる。無双の力を有しながらも志をまるで持たない呂布。老いた妻、そして赤兎といつか消え行くものにしかすがれない呂布。北方先生、呂布、大好きですね。

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コメント 2

ぬっし~

孫策は袁紹ではなく、袁術の元にいたはず・・・。
孫堅は荊州攻めで黄祖の罠にはまって命を落としたのだから。
by ぬっし~ (2006-12-18 21:57) 

けんたろう

ホントだ。北方先生に怒られたらヤだからちゃんと修正しとこ。
by けんたろう (2006-12-19 18:30) 

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