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『バカバッドギター 吸血鬼アラン・バロウズの太陽』マンガ! [演劇]

やった!久しぶりに演劇の話題を手に入れたぞぅ。実は知り合いが出演している……演劇ってのはどうしてもこういうのが多くなってしまうんですよ。

劇団バカバッドギター『吸血鬼アラン・バロウズの太陽』atアドリブ小劇場。

 

私的満足度:★★☆☆(2.5)

血を吸わない奇妙な吸血鬼、アラン・バロウズ(佐野順平)と同居を始めた篠田さくら(重光摩美)。おかしな人形メイド、ルーシー(品川ぐみ)らとトンチキな日常を送っていました。しかしある日同族狩りの吸血鬼が現れたことから、アラン・バロウズとさくらの、古い因縁が明らかになります……

良くも悪くも非常にマンガ的な芝居でした。劇場はキャパは少ないものの満席で……ただまだまだ「お友達呼びまくってます」って感じです。って私もその一人ですが。

メイドにゴスロリ姉妹、イカれロボとオタク心を掴んでくれるキャラクター。吸血鬼が『能力』を有しているところなんかもジャンプ漫画的。肩肘張らずに楽しめました。物語の核になる”想い”もキャッチーで分かりやすく、ジャンプ世代の私には結構グッとくるものがありました。

ただ、悪い点もマンガ的。思うに演出家の中に漫画として出来た物語を芝居にしたような感じです。先の『能力』も、漫画でなら派手なエフェクトが容易にかけられますが、舞台ではそういうの難しい。となると自然、地味になるわけです。

だからクライマックスがなんとなく盛り上がりに欠いてました。まぁ私はさくらがセクシーな黒ドレスに着替えてきた為眼福ではありましたが。

言葉で説明される能力よりも、なんぼか身体を使った殺陣のほうが効果があると思うのですが。『肉体派』と説明された吸血鬼にアクションが無いのも、ちょっとどうかと思いました。

役者的にはアラン・バロウズ役の佐野さんとさくら役の重光さんが突出して目立ってました。佐野さんはルックスがかなりイイ!あー、失礼ながらイケメンという意味では無く。重光さんは可愛いし、クライマックスの黒ドレスがとにかくエロ似合ってました。

演劇に限らず多くの人が関わって作られるものは、作者がイメージしたもの以上が出来てくることがあり、そこが面白いところでもあると思います。この芝居はおそらく作者のイメージよりやや劣るくらいなんじゃないかな。漫画で見せられたほうが面白いような気がしました。

何かもう一つ、スパイスが加われば変わりそうなので、時間があえば次回公演も見てみようと思います。

ランキン願マス。


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ともり

ご来場ありがとう!
ブログなんてやってたのね、というのはコッチのセリフ。
やっぱ二人が突出してたか~。
がんばりま~す。
by ともり (2006-05-14 00:30) 

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