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『プロデューサーズ』狙いがさっぱりわからん [映画]

トニー賞って何?とにかくその賞をやたらめったら受賞したミュージカルの映画化。『プロデューサーズ』

監督:スーザン・ストローマン 脚本:メル・ブルックス 出演:ネイサン・レイン マシュー・プロデリック ユア・サーマン他 atシネプレックスつくば

私的満足度:★☆☆☆☆

かつてはブロードウェイの名プロデューサーで、今はすっかり落ち目のマックス(ネイサン・レイン)と会計士のレオ(マシュー・プロデリック)は、舞台が失敗したほうが儲かることに目をつけて、最低のミュージカルを目論む。最低の脚本、最低の演出家、最低の役者をそろえ、とうとう初日の幕があがった・・・・・・

古臭い。とにかく全編古臭いです。ギャグはトムとジェリーを見ているよう。見る側に様式美の理解が求められます。

ミュージカルの映画化だけあって、ミュージカルの掟がいたるところに見えます。理屈が通じていないけど、納得しなければならないところが目白押し。こりゃタモリが嫌いそうだわ。ストーリーなんてあって無いようなもの。

主人公二人は実際のミュージカルでも活躍しているみたいですが・・・・・・スクリーンで見たらただ華が無いだけです。ユア・サーマンとの身長差もかなりのもので、魅力がほとんど感じられません。

途中藤原兄弟(@ハチクロ)みたいなゲイの演出家が出て来るところあたりは面白いのですが、そこだけ。もっとキチ○イをいっぱい出してくれればいいのに。

劇中取り上げられるミュージカルも『ヒトラーの恋愛モノ』って面白そうな題材なのに、結局なんだか良く分からない。最初は嫌悪していた客が何故か惹かれていく理由もさっぱりですわ。

ミュージカルシーンは確かにご立派ですが、とにかく華の無い主人公たちと、全編通して感じられる『舞台で見たほうがいいんだろうな』感が拭いきれないので、のめりこめない。

さらに一体どういう層を狙っている映画なのかさっぱりですよ。どんなことがあろうと日本じゃウケそうもない映画でした。

ランキン願マス。


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