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『新津きよみ・さわらないで』小サスペンス [本]

う・・・・・・昨日の全く好意的でない『ブスの瞳に恋してる』の記事でも客は増えてる。ドラマの記事って人気あるなぁ。この記事じゃ客数落ちるんだろうなぁ。小説です。『さわらないで』

さわらないで

さわらないで

  • 作者: 新津 きよみ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2001/10
  • メディア: 文庫

この本はタイトルで選んだのですが・・・・・・イマイチでした。ホラーと冠していますがサスペンスです。

主人公恵子の元に離婚した旦那の母、妙子がやってくるところから物語が始まります。新しい嫁と上手くいかないので恵子との同居を希望する妙子。恵子は当然嫌がりますが、妙子が「あなたの秘密を知っている」と脅迫してきます。実は恵子にはその通り、秘密がありました・・・・・・

2001年の作品ですが、どこか全体的に古臭い嫁姑の軋轢っつー、テーマが古臭い。そこはもう、スガ子だけいればいい場所です。中盤、誰が嘘を言っているのか分からない不安定感はよかったのですが、さくっとあっさり起こる殺人と、あまりに偶然ミサイル乱れ撃ちのオチにがっかりです。

どうせ読む人いないと思いますが、この先ネタバレなので。ご留意。

恵子の秘密とは、結婚前に絡んできた男を殺したこと。妙子がそれを知っているような口ぶりなので恵子は混乱します。そんなことありえないのに。で、実は妙子は、自分が嫁いだ直後、姑に画数が良いからと「恵子」と呼ばれ、それをきっかけにストレスを抱え、姑を殺してしまった。つまり偶然妙子も殺人を犯していて、その状況が恵子と偶然一致し、偶然ボケが始まった妙子は、その時の記憶が混濁して、自分がやった殺人の記憶に対して、第三者の視点から恵子を脅迫していたと。

つまり妙子は恵子の殺人は全く知らないで、自分がやった殺人を恵子がやったと思い込んでいたってことみたいです。

何回偶然って書いたことやら。それでいてなんだかよく分からん。もちろん全く怖くない。

こういう本はアレですね。駅の売店で買って、新幹線降りた駅で捨てちゃうような。漫画雑誌みたいな読み方をする本なんでしょうね。そういうのには最適かも。

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