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『ゾンビ屋れい子』エロとグロとギャグの幸福な融合 [漫画]

最近なんだか真面目な記事を書いている気がします。初心ではマヌケ:真面目=7:3くらいの気持ちだったのに、最近5:5くらいになっている気がします。もっと、変なものを取り上げなければ。っつー失礼な導入から『ゾンビ屋れい子』

ゾンビ屋れい子 1 (1)

ゾンビ屋れい子 1 (1)

  • 作者: 三家本 礼
  • 出版社/メーカー: ぶんか社
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: コミック

漫画です。ホラーMという、正直見たことも無い雑誌に連載されていた漫画です。レンタルビデオで実写版のビデオを見かけ、気になる題名だったので漫画喫茶で読んでみました。そしたらオモチロイ!

ストーリーは死者をゾンビとして蘇らせることができる美少女・姫園れい子が、さまざまな事件を解決し、悪のゾンビ使いと激しいバトルを繰り広げる、グロギャグアクション(?)です。

基本的にグロいです。腕もげたり頭吹っ飛んだり内蔵はみ出たりはデフォルトです。駄目な人は駄目だと思います。最初のほうはれい子がその能力を使い、仕置き人みたいな活躍をするのですが、途中からゾンビ使い同士のバトルがメインとなり、ジョジョ(※1)になります。

本当にジョジョです。いちおうゾンビを使役して戦ってるんだけど、飛行機のゾンビが出てきたり、液体のゾンビが出てきたり、ゾンビを装備してロケットパンチのようにとばしたりと、なんでもあり。ゾンビの原則から外れ、スタンド(※2)にしか見えません。その他、何となくデ・ジャブを覚えるシーンも多いし。

ただ、パクリなんていうのじゃなくて、上手く消化し、より面白く見せてくれます。そこがこの作者、三家本礼さんの上手いところ。単行本の7巻くらいから、おまけページに日記漫画みたいなのがつくのですが、それもすっげー面白いです。漫画喫茶で声を押し殺して笑うハメになりましたから。

ちなみにれい子以下仲間たちはそのほとんどが超巨乳です。最初はそうでもないのですが、話が進むごとにどんどん肥大していきます。そんな状態でバトルするので、映画トゥームレイダーのアンジェリーナ・ジョリーを見た時に感じた不安を覚えます。『そんなに走ったら、(乳が)ちぎれちゃう!』って。FF7のティファもそう。

話が乳道にそれましたが。その割に直接的なエロシーンはほとんどありません。乳は揺れているだけです。でもそれが幸福の場合もあるのだと思います(真剣)。

ストーリー的にも、結構重要そうなキャラが簡単に死んじゃったり、最初ラスボスかと思っていた人物が、二転三転入れ替わったりと、めまぐるしい展開があって面白いです。変なタイミングで繰り出されるギャグも秀逸。雨月竹露(※3)なんて、最初は普通だったのに、どんどん頭身が縮んでました。

もっと、多くの人の目に触れて欲しい漫画です。つーか、この作者、今は何を書いてるのでしょうか。メジャーなところで勝負できる力を持った人だと思うんですがねぇ。

※1 ジョジョ:『年を取らない』という噂がある漫画家、荒木飛呂彦先生のロマンホラー!真紅の秘伝説・大河漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のこと。

※2 スタンド:ジョジョ第3部以降に登場する、精神エネルギーが具現化した存在。それぞれ特殊な能力を持つ。まぁ、ケンカしてくれる背後霊みたいなもの。

※3 雨月竹露:コメディリリーフでありながら、心根が強く、その能力は最強クラス。要は広瀬康一君のポジション。

ランキン願いマス。


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