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『性別が、ない!2』やっぱりイマイチ…… [漫画]

両性具有に興味を持ったきっかけは『リング』の貞子。みんな気にならなかったのか?貞子の股間がどうなってるか。今回もちびっこは見るな!大人の前では言わないほうがいい単語がいっぱいだし、グロい話が多いぞ!

『性別が、ない!2』

性別が、ない! 2 (2)

性別が、ない! 2 (2)

  • 作者: 新井 祥
  • 出版社/メーカー: ぶんか社
  • 発売日: 2006/05/31
  • メディア: コミック

半陰陽男女の区別が解剖学的に明確でない性を持つ新井祥さんのエッセイ風4コマ漫画です。その辺は前作の記事を見てください。自身の性を確定してからの生活を描いていた前作に対し、今作はそれより以前、半陰陽であることが明らかになった直後の生活に関してが描かれています。雑誌連載時の話をリライトしたものらしいです。

なかなか興味深かったです。乳房の除去手術後は乳首が変になってしまったり、除去した友人の睾丸を食べる話(おそらくそういう文化があると思われる)など、グロいけれど「どうなってるの?」と思っても事実が分からないところが描かれていました。

もっとも気になっていた性器についての描写もアリ。幾つかのタイプがあるようです。例えば男性器の「ウラスジ」が女性器の「ビラビラ」(陰唇)にあたり、玉袋はなく膣がついていて、体内に小子宮があるタイプ。他にもパッと見は何もなく?体内に精巣があるタイプとか。パッと見でビビッてたってことは貞子は前者のようなタイプだと思われます。

でも残念なのがこの辺の描写の甘さ。『何もない』って何さ?おみゃんこも無くてタダの穴、もしくは筋ってこと?その辺もうちょっと詳細に書いて欲しいです。それにだから「イク」はどういう状態のなのか。尿はどこからでるのか。こういうこと言い出したらウゼーんでしょうけど、私はそれが知りたかったのに。

そしてやっぱり漫画としての面白さがイマイチ。構成が悪く流れが一貫していません。4コマエッセイ漫画だから仕方がないんだろうけど、全体として何を描くつもりなのか良く分からんですよ。単なる日常なのか、こういう特殊な世界なのか。

出てくるキャラクターも魅力薄いです。面白いのは唯一作者の母くらい。全編どことなく同人臭というか、内輪受け臭が漂っているのも残念。

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